妙な社長の経営する自動車屋さんとの20年のお付き合い・・・
諸般の事情から免許を取得したのが遅く、昭和60年、私が確か38歳の時でした。機械オンチに加え運動神経も鈍いせいで、自動車教習所の実習認めのハンコのカードが二枚目も終わりに近かったと記憶しています。
最初に乗ったのがトヨタの中古車センターで購入したFR最後の1300ccの2年落ちのカローラDXでした。これはこれなりに、通勤も含め誠によく走ってくれましたし、幼い子供たちを乗せ、海に山にと大活躍をしてくれましたが、5年目にトランクから雨漏りを起こし、ある日青梅街道のど真ん中で、エンジンルームから煙を吹き上げました。さすがに危険を感じ、どうしたものかと思案している時に同僚の紹介で、インターシティの菅井社長を知ることとなりました。
開口一番におっしゃったことが、「新車もいいですが、生活スタイルにマッチした、程度の良い中古のクルマを、色々な種類乗った方が、楽しいではないでしょうか?」という趣旨の提案だったと記憶しています。そして持参されたのが、渋い茶色のホンダFFアコード1800cc。まことに運転しやすく、帰郷も含め、かなりあちらこちらと遠距離ドライブを楽しみ、私はすっかりアコードフアンになりました。(なぜか窓ガラスの開閉は手動でしたが・・・・・。)
実働3年、ある日「程度の良い新しいアコードが入りました。如何ですか?」との社長の提案。ちょうどその頃学生時代からペーパードライバーだった家内が、子供の送り迎え等で運転を始めようかと思っていた頃で、「古いアコードは家内に譲るというのはどうか?」と聞くと、小生以上に弾んだ声で、「廃車になるものを活用する。それは誠に素晴らしい考えです!」と大喜び。本来ならば別のクルマを勧めそうなものなのに、「ホンマに商売気のない人やなぁ・・・・・会社大丈夫かいな?」と顧客の一人として将来を危ぶんだものでした。
その後子供が大きくなるにつれ、移動に荷物も増え、加えて犬も飼ったのでワゴンが欲しいというと、スバル・レオーネ、フオード・テルスターという個性的なクルマを持って来てくれました。子供たちが免許を取ると、小さな安いスターレットにMDを付けてと、使用者の心をくすぐる、少しキザなところは最初から変わりません。
もっともエコに対しては、相当の思い入れがあるようで、数か月前、家内のクルマとして、ホンダインサイトを熱心に勧めてくれました。家内の古いアリオンの下取りもだいぶ無理をしてくれたようで、再び「会社大丈夫かいな?」と我々夫婦共々、不安にさせました。(なんと、菅井社長から購入した我が家初めての新車です! 先日社長と二人、今までに乗った中古車をしみじみと数えました・・・・・。)
私はというと、数年前にアコードをマークⅡに変えて、年齢と共に大きめのクルマに乗った時の安定感と心地良さを感じるようになりました。そのドライブ・フイーリングというようなものもよく理解してくださり、程度の良いものを見つけてくださいます。今はそのお世話で同じ年式のクレスタの2台目に乗っています。(古いのは良き前例に従って、息子に譲りました。)
保険も車検も総て菅井社長にお世話になり、クルマ生活に関してはインターシティという会社の設立趣旨をもっとも利用させて頂いている一家なのかもしれません。職人気質の好きな小生ですが、時として、菅井社長にそれを感じることがあります。多分このまま一生お世話になることでしょう。
どうか、もう少し「稼ぐ」ということに執念を持って欲しいと願うのですが、他の顧客の皆さんは如何お思いでしょうか?
浅野
浅野様
浅野家の長いクルマの歴史が綴られた素敵なコメントをいただきました。
大変長くお付き合いをいただいていることを改めて確認することになりました。
心より感謝申し上げます。
浅野さんにとってのクルマ生活20年は、私共にとっての車の仕事の歴史20年でもあります。
最新のハイブリッドカーをお選びになり、ご自宅のルーフにはソーラーパネルが設置される、そんな、浅野家の皆様とは、これからもお付き合いをいただきたいと
心より思っております。
ほんとうにありがとうございます。
菅井